大山モノが違う!6番サード濃厚 金本監督「いいジグザグ組めれば面白い」

 「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)

 阪神・金本知憲監督(49)が、シート打撃で2安打を放った大山悠輔内野手(23)について「ちょっと他の者とは違う」と絶賛。打順についても「6番・三塁」で大山をイメージした上で「あそこ(中軸)でいいジグザグが組めれば面白いよね」と明かした。

 指揮官をうならせる内容だった。狙った球を一振りで仕留める集中力、ヒットゾーンへ飛ばせる打撃技術-。岩田と対した第1打席で初球のストレートをきれいに中前へ運ぶと、1死二塁の第2打席はカウント2ボールからの直球を捉え、痛烈に二遊間を破った。

 今キャンプ中は得点圏に走者を置いた場面でも力むことなく、自分のやるべきことを完遂してきた。その姿は他の若手と比較しても群を抜く。「計算できるバッターだし。打てない時でも我慢できるしね」という指揮官の言葉が、その事実を証明している。

 「いいジグザグが組めれば面白い」と金本監督が新生猛虎打線の構想を明かしたように、3番・福留、4番・ロサリオ、5番・糸井のクリーンアップに加えて6番に大山が座れば、左右交互の並びになる。一般的に同一打席の打者が並ぶよりも、ジグザグの方が相手投手、さらに試合終盤の継投を考える敵将にイヤな印象を与えることができる。

 大山は「一番は結果が大事なんですけど、内容も結果も出せるように。まだまだしっかりやっていきたい」と力を込めた。巨人との開幕戦で激突が予想される菅野を攻略するために-。猛虎打線の輪郭は着実に固まりつつある。

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