ロサリオ4番DHで紅白戦デビュー 片岡ヘッドにフォームチェックお願い

 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(28)が7日に宜野座で行われる紅白戦に、「4番・DH」でいよいよ実戦デビューを果たす。この日はフリー打撃後に片岡ヘッド兼打撃コーチ(48)と10分近く言葉を交わし、打撃フォームのチェックを要請。実戦に多く出場したいというロサリオに対し、首脳陣も新助っ人の意向に沿いながら調整を進めさせる方針だ。

 打撃ケージ裏にいた片岡ヘッド兼打撃コーチの元に、ロサリオが歩み寄った。フリー打撃後、約10分間にわたって身ぶり手ぶりを交えながら何かを伝えた。実戦デビューを果たす前に、打撃フォームのチェック役を同コーチにお願いする必要があった。

 片岡ヘッドは「いろいろ確認しておきたいとのことだったので。チェックポイントというか、自分のスタイルを持っている選手。いい時はこう、悪い時はこうなるというのを分かっているから、しっかり見ておいてほしいと」と、“会談”の内容を明かした。

 一流バッターは自分の長所や欠点を必ずと言っていいほど把握している。スランプに陥った際、少しでも長引かせないようにする引き出しを持っている。対処法を的確に使用していくためには、第三者のチェックが必要。その役割を片岡ヘッドにお願いし、見極めるポイントを自ら伝えたという。

 2人の会談中の動きを見てみると踏み出す足などを強調していたが、「内容的には至ってシンプル。意識が高い?3割を打つバッターはみんなそうちゃうか」と片岡ヘッド。さらに「なるべく日本のピッチャーの生きたボールを見たいということだったので。キャンプ、オープン戦は彼の意向に沿ってやっていこうかなと思います」と、多くの実戦機会をほしいというロサリオの要望に、首脳陣も応えていく方針だ。

 本人はこの日、報道陣に対して「ノーコメントでお願いします」と多くを語らなかった。実戦デビューに向けて緊張感が高まっており、寄せ付けない空気すら漂わせた。

 今季、チームの命運を握ると言っても過言ではないロサリオ。注目のデビュー戦でどんなバッティングを見せるのか-。いよいよベールを脱ぐ。

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