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原口、新打撃フォームに挑戦 生き残りへ決断!取り戻す「打てる捕手」

 バットを寝かせ打撃練習する原口(撮影・高部洋祐)
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 阪神の原口文仁捕手(25)が20日、捕手に再転向するシーズンを前に、ゼロからの再スタートを誓った。この日も三重県伊賀市で俊介外野手(30)と自主トレ。年末年始には帰省した際、帝京の恩師・前田三夫監督(68)からも「捕手をやるんだろう。頑張りなさい」と、退路を断った挑戦に背中を押された。打撃フォームも一新し、打てる捕手として輝きを取り戻す。

 決意のキャンプインが、あとわずかに迫る。一球、一打の力強さも、日増しに濃くなってきた。屋外では新年初の打撃練習。鋭い打球が右、左に飛んだ。変化を求めて、捕手再挑戦に懸ける1年。「打てる捕手」として打撃フォームにも、原口は大きな変化を加えていた。

 「バットが出やすい角度、ヘッドの入り方を考えてオフを過ごした。いい方向に行っている感覚はあります」

 確かな手応えが表情を笑顔に変える。厳しい内角攻めに苦しみ、出場72試合で打率・226と低迷した昨季。エースの言葉に光明を見た。「ランディ(メッセンジャー)に『打席の姿が硬い、硬いよ』と言われて。それもヒントになりました」。試行錯誤しながら、リラックスしてバットを出す方法を探した。

 たどり着いた“答え”が、バットを肩に担ぐように寝かせ、内外角に対応する新フォームだ。バットも数種類試した中、ミドルからトップバランスのものに変更。求めたのは「強い打球」だ。野球人生を振り返っても、大きな決断、変化。「貪欲に打ちたい、守りたい。それだけですね」と思いを明かす。

 「自然体にいくまで、すごくぎこちなかったですけど。やっといけるんじゃないかという感覚まできました」

 決断の背景に大きな支えもある。年末に実家のある埼玉に帰省。母校・帝京にも足を運んだ。前田監督は所用で不在だったが、電話でシーズン終了を報告。恩師は再挑戦を知っていた。「もう一度、捕手をやるのか。頑張れよ」。春夏甲子園出場26度を誇る名門。猛練習で心身を鍛え上げて、逆境にも耐えうる魂を磨き上げるのが、同校野球部の信条だ。

 09年夏の甲子園で8強。「5番・捕手」が原点だ。昨年には後援会も発足。観戦ツアーが計画された矢先、2軍落ちで実現しなかった。地元の声援に今季は…の思いも強い。「ゼロからのスタートになったのは自分の責任。もう一回、はい上がってアピールしたい。結果しかないので」と原口。逆境なら幾度も耐え抜いてきた。いまこそ帝京魂だ。一大決心の先に光を見つける。

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