藤谷、選手会イベントで刺激 先輩選手との“差”を実感
阪神の藤谷洸介投手(21)が17日、選手会イベント「キャッチボールクラシック全国大会IN八王子」に参加した。
子供たちとの「投げ方教室」では、ボールの握り方や足の踏み出し方など、キャッチボールの基本を説明。丁寧に、そして笑顔で教える藤谷の周りには、たくさんの子供たちが集まった。一緒にキャッチボールをする場面では、一人一人に「ナイスボール」と声をかけ、教室終了後には前に進めないほど子供たちを集める人気ぶりだった。
入団後、初めてのイベント参加だった藤谷は「小さい子が好きなので、楽しくやれていますよ」と振り返る。ただ、藤谷自身も大きな刺激を受ける一日となった。
イベントには、今季88試合に出場したDeNA・柴田や、ソフトバンク・真砂ら他球団の選手も参加。特に広島の会沢が登場した際には大歓声が起こった。「絶対に聞いたことある名前。藤谷って誰ってなるじゃないですか。違いがありすぎるっていうのは実感しました」。
ルーキーイヤーの今季は1軍登板なし。成績も、キャリアも違いすぎる存在に、野球の会話は全くできなかったという。今度は活躍して、イベントに呼んでもらえるように-。この日感じた1軍選手との大きな差を胸に、藤谷は来季の飛躍を誓った。