高山は200万円減でサイン 2軍降格も経験「テレビで見る阪神戦は不思議な感覚」
阪神の高山俊外野手(24)が5日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸4000万円から、200万減の3800万円でサインした。(金額は推定)
プロ2年目で迎えた今季は、103試合に出場し、打率・250。6本塁打、24打点に終わった。オープン戦では12球団最多タイとなる4本塁打をマーク。最高のスタートを切ったが、その後失速。8月18日には、プロ入り後初の2軍降格となった。
昨季は新人王に輝くなど躍進の1年だっただけに、悔いが残るシーズンに。出場5試合で快音を響かせられないなど、らしい打撃ができないもどかしい日々を送った。「テレビで阪神戦を見ることが初めてだったので、不思議な感覚。自分も頑張らないと、という気持ちだった」と、ファーム生活を振り返った。
外野は激戦区だ。俊介、中谷らとのレギュラー争いへ、勝ち抜かなければ試合には出られない。「自分のやるべきことをしっかりやりたい」。悔しさを糧に、高山が3年目へ向けて前だけを見つめた。