ロザリオ獲り虎好感触 揚塩新社長「あともう少しというところ」

 阪神の揚塩健治球団社長(57)は1日、獲得に乗り出している前韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)について「着実に進んでいると谷本から聞いている。あともう少しというところ。頑張ってねじを巻いていきます」と交渉が順調に推移していることを明かした。

 ハンファの保有権が消失し、交渉解禁となったこの日、明るいニュースが飛び込んできた。来季、虎の命運を握る4番候補の最有力に挙がるロザリオ。獲得へ向けて確実に前進していると見られ、谷本球団本部長は「身分照会とか、そういったところの手続きから始めていきたいと思います」と明かす。

 通常、外国人選手を獲得する際に、身分照会は欠かせない作業の一つ。複数国のコミッショナー間で協定にのっとって手続きが行われるが、正式契約に向けた準備が進んでいる確かな証しだ。

 この日、金本監督をはじめ、フロント首脳が「星野仙一氏 野球殿堂入りを祝う会」に出席。その前に指揮官と谷本球団本部長が会談し、ロザリオ獲得への進ちょく状況などを説明した模様だ。

 早期決着へ金本監督も「ポジションを一つ、外国人なんで空けますから」と期待を寄せた。待ち望んだ大砲の獲得へ向け、今後も慎重に交渉を進めていく。

2023-11-05
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