阪神の谷本修球団常務は30日、西宮市内の球団事務所で会見し、FA宣言した大和内野手から来季は他球団でプレーする意思を伝えられたことを明かした。
球団本部に連絡が入ったのは29日、深夜だった。「『他球団でお世話になります』と連絡がありまして。本人が熟考して出した結論ですので、新天地で頑張って欲しいと思います」と語った谷本常務。金本監督にもすぐ連絡を入れたという。
球団としては異例の4年契約を提示し、全力で引き留めを図ったが、思いは届かなかった。それでも谷本常務は「これで若い選手がチャンスだと思って、戦ってくれれば」とチーム内から“ポスト大和”の出現に期待を寄せた。