大山、練習試合で「遊撃デビュー」 久慈コーチ「やらしてもいい」太鼓判

 「阪神秋季キャンプ」(16日、安芸)

 阪神・大山悠輔内野手(22)が18日の韓国・LGとの練習試合(安芸)で「遊撃デビュー」を飾る可能性があることが16日、分かった。13日の実戦形式の練習で初めて遊撃の位置に入って守備練習を行ったが、のみ込みの早さや動きの良さを首脳陣も高評価。今季最後の実戦となる場での「テスト」は来季につながるものとなる。

 キャンプの締めくくりで、今季最後の対外試合となる一戦は、来季に向けた大事なテストの場にもなる。キャンプ最終日前日となる18日のLG戦で、大山が遊撃を守る可能性が出てきた。久慈内野守備走塁コーチは、こう明かした。

 「(18日の大山の遊撃は)やらしてもいい。この前(11日のLG戦)はセカンドをやらせてるから。可能性はあります」

 軽快な動きに評価が高まるのも当然か。この日の午前中、メイングラウンドで実施された実戦守備で、大山は遊撃の位置に入って堅実な守備を披露。13日の実戦形式の練習で初めて遊撃に入った中、確かなグラブさばきと強肩で、首脳陣を十分に納得させるだけのものを示してきた。

 元々、今キャンプでは遊撃を守る予定はなかったが、二塁の守備で見せる対応力と吸収力の高さもあって予定を変更。さらに遊撃の位置でも、短期間で確かな成長を見せているからこそ、18日に遊撃手として実戦デビューする可能性が出てきたわけだ。

 金本監督は「(18日の遊撃手の出場は)少々エラーしてもいいからやらせましょうとなるのか。ハナから全然いいでしょうと、いいというのはダメ元で使おうとなるのか。まだまだ試合では使えませんと(コーチ陣が)言うかもしれないし」と話す。試合の人選はコーチ陣に任せているが、仮に「遊撃・大山」を提案されても断る理由はない。大山がそれだけのものを見せてきているからだ。

 この日の大山は、守備練習はもちろん、打撃練習でも精力的にバットを振り込み、汗を流した。2日から始まったキャンプも残り3日。新たなチャレンジも含め、成長を感じさせてきた安芸での日々を、来季につなげていく。

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