藤浪 25日の今年ラス投で好投締めを 苦しんだ1年吹き飛ばす

 阪神の藤浪晋太郎投手(23)が、25日の「みやざきフェニックス・リーグ」ヤクルト戦(西都)で今年ラスト登板に臨む。好投で締めくくり、涙を流すほどもがき苦しんだ1年に終止符を打つ。

 「(最後だからといって)やることは変わらないです」。雨が降りしきる中、淡々と、それでもしっかりと、言葉を紡いだ。

 「フォームのバランスだったり、リリースの確認だったり、配球とか確かめながら」。これまで通り、取り組むべき課題を意識してマウンドに上がる。

 21日に予定されていたフェニックス・リーグの巨人戦は雨天中止。藤浪はキャッチボールやランニングなどで調整した。ここまで4試合連続で好投を続けており、状態は上向いてきている。12日に行われた西武戦でも、7回1安打無失点と好結果を残した。それが決め手となり、CSファーストS第3戦で登板。好救援を見せた。

 今季は11試合の登板にとどまり、3勝5敗、防御率4・12。2軍落ちも経験した。1軍に昇格しても再調整となるなど、不本意なシーズンだった。それでも気持ちを切らさず、2軍で投げ続けてきた。苦しんだ自分自身との最後の闘いへ。これまでの鬱憤(うっぷん)を、好投締めで吹き飛ばす。

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