石崎「光栄」侍ジャパン選出 目指せ!V方程式入り
「セCSファーストS・第1戦、阪神-DeNA」(14日、甲子園球場)
阪神・石崎剛投手(27)が12日、「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(11月16日開幕、東京ドーム)に出場する日本代表に選出された。8月の今季初昇格以降、安定感抜群の投球を見せてきた右腕に、虎の首脳陣が期待するのは代表での勝利の方程式入り。まずはCSで弾みをつける。
CSを前に届いた“吉報”にも自然体だった。口調は穏やか。それでも実感を込めるように言葉を発していく。「すごく光栄だと思っています」。稲葉新監督初陣のメンバー入りに石崎が静かに思いを口にした。
サムライに勝利をもたらしてほしい。猛虎の首脳陣が右腕に期待するのは勝利の方程式入り。香田投手コーチが「今以上のポジションで投げられるだけのものは持っている」と“太鼓判”を押す。大事なシチュエーションでの登板を成長のきっかけにしたい。
今季の石崎は8月9日に初昇格してから登板26試合で防御率1・17。試合状況や場面を問わず安定感のある投球を続けてきた。稲葉新監督の印象は「野球に対する熱心さがすごく印象的です」。今回のメンバーで同じ救援組では山崎康(DeNA)や又吉(中日)らの名前も連なり「見て学ぶものも多い」と刺激にしていく。
代表での戦いの前に待ち受けるのはCSでの大事なマウンドだ。当然、石崎本人も既に“戦闘モード”に入っている。
「(代表に)選ばれた以上は期待に応えるだけだと思いますし、まずはCSが残っていますので」。この日は甲子園での全体練習に参加。ポストシーズンでフル回転し日の丸の舞台につなげていく。