小野快投 自己最多9K「無四球で本当によかった」

 「阪神2-1DeNA」(9日、甲子園球場)

 確かな成長があった。プロ初勝利を挙げて中10日で臨んだ一戦。しっかりと結果で示した。「前とは違った気持ちもあったけど、ゲームを作れたのでよかった」。自信を付けた阪神・小野は、相手を寄せつけない。自己最長タイの7回を投げて1失点。躍動した。

 好スタートを切った。一回を3者連続三振。リズムに乗った。プロ最多の9奪三振、そして初の無四死球。「1球、1球の間を早くする意識で。無四球で本当によかった」。2戦連続で白星を挙げることはできなかったが、テンポよく投じた93球。収穫は大きかった。

 好投していただけに、もったいない1球だった。1-0の七回。2死一塁から梶谷に右中間へ同点二塁打を浴びた。徐々に威力が落ちていた直球が高めに浮いた。「粘りきることができず、悔しい」。ベンチでも表情は硬く、反省しきりだった。

 春季キャンプで同級生・藤浪と初めて時間をともにした。「上の人にも自分の意見をハッキリ言える。それはすごい」。プロの世界で活躍する右腕に影響を受けた。小野も今では調整時に「ブルペンに入りたいとか、いろいろしたいことはコーチとかに言えている」と実践。先輩からのアドバイスを参考にしながらも、自身に合った調整法を模索し続けている。

 「(初勝利の)次が大事」と危機感を抱いていたルーキー。そんな不安を振り払う快投だった。2勝目はすぐそこだ。

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