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鳥谷 2000安打へ着々2安打 偉業へあと2「感じは悪くない」

 7回、適時打を放ち、二塁へ向かう鳥谷(撮影・高部洋祐)
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 「広島4-3阪神」(6日、マツダスタジアム)

 価値ある2安打も勝利には結びつかなかった。2000安打へ残り2本と着実に歩みを進めながらも、2戦連続サヨナラ負けの現実がもどかしい-。それでも阪神・鳥谷は前を向いて言った。「終わったことはしょうがないので、しっかり切り替えて明日、勝てるように頑張ります」と力を込めた。

 重苦しい空気を打破するタイムリーだった。1点リードの七回、先頭の福留が四球で出塁しながらも、大山、中谷が走者を進められずに凡退。そんな中で迎えた第3打席、カウント1-2からの4球目、外角直球を鮮やかに捉えた。

 打球はグングン伸びて左翼フェンスを直撃。福留が一気に一塁から生還し、貴重な追加点となる適時二塁打になった。二回に中谷が一発を放って以降、三塁すら踏めていなかっただけに、大きな一打。延長十一回には1死から再び逆方向への安打で出塁し、「感じは悪くないので」と手応えを口にする。

 鳥谷の状態を測る上で、一つの目安となるのが左翼方向への打球の強さ-。04年のルーキーイヤーからプロ14年目の今でも、本人の中でその指標は変わらない。入団当初、他の選手と比べて体の力がずばぬけているわけではなかった。外国人選手並みのスイング力があるわけではなかった。

 今は年齢による衰えがあっても不思議ではない中、逆方向へ伸びる打球の軌道は変わらない。本人は30歳を過ぎてからも「うまくなりたいと思ってやってるから」と言い続けていた。伊藤トレーニングコーチも「努力の結果だと思うよ。あそこまで毎日、徹底してやれる人間はいない」とまで言い切る。

 日々、進化を目指して励む36歳。だからこそ偉業は手の届くところまで来た。独特の緊張感、重圧は関係ない。ただチームが勝つために、鳥谷はヒットの数を積み上げる。

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