鳥谷、ミスターに並んだ969四球 鉄人にまた1つ“勲章”

 「ヤクルト6-2阪神」(22日、神宮球場)

 偉大なプロ野球界のOBに肩を並べた。阪神・鳥谷が第1打席で四球を選び、通算969四球で歴代16位の長嶋茂雄(巨人)に肩を並べた。「記録のことは自分では分からないけど…。本当はヒットで塁に出るのが一番、いいけどね」と心境を明かす。

 歴代のランキングを見れば王貞治(巨人)をはじめ、強打者がズラリと並ぶ。敬遠などで必然的に四球が多くなる打順や実力を持った選手が多い中、鳥谷は類いまれな選球眼でもぎ取ったフォアボールが多い。

 この日も二回1死一塁から際どいボールにはピクリともバットを動かさなかった鳥谷。カウント3-1から低めの変化球を見極めて出塁すると、由規のけん制悪送球で二塁へ進み、大和の浅い中前打で一気に二塁から同点のホームを踏んで見せた。

 遊撃後方へフラフラと上がった打球に対し、抜群の判断で相手に渡った主導権を引き戻す好走塁。本人は「まあまあです」と納得の表情を浮かべたが、投手陣が崩れてヤクルトの連敗を止める1敗を喫した。

 「明日、切り替えて頑張ります」と力を込めた鳥谷。純粋な安打数だけが打者の価値ではない。苦しい状況に追い込まれても、四球を選んで出塁できる背番号1。チームへの貢献度は高い。

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