糸井、鳥谷 大逆襲宣言 福留、西岡と共に逆転Vへチーム牽引

 真夏の反攻や!阪神・糸井嘉男外野手(35)と鳥谷敬内野手(36)が16日、残り64試合となったシーズンでの巻き返しを誓った。金本監督も「成績で引っ張っていかないと」と、福留を含めた主軸の大活躍に期待。完全復活する西岡も加え、虎を背負う主力組が逆転優勝の原動力になる。

 こみ上げてくる強い思いを隠すことはできない。ほとばしる情熱が、真夏の逆襲劇をさらに熱くする。17日・広島戦(甲子園)からリーグ戦が再開。目標は12年ぶりのリーグ優勝、そして32年ぶりの日本一だ。糸井は決意を込め、自らに言い聞かせるように語った。

 「頑張ります。僕自身も『巻き返したい』という気持ち。それだけです」

 9年連続で出場した球宴が終わり、気持ちは戦いへと向けられた。ここまで75試合に出場して打率・268、8本塁打、42打点。満足できない数字が「巻き返したい」という言葉に表れる。また、左アキレス腱断裂から復活を遂げた西岡の存在も大きい。背番号「7」を譲り受けた恩義に加え、形は違えど逆襲に燃える志は同じだ。

 鳥谷も「勢いをつけるために、なんとか勝てるようにしたい」と王者・広島との3連戦に照準を合わせる。相手マウンドには野村、大瀬良、中村祐の3人が上る予定。「とりあえずいいスタートを切りたいです」。2000安打まで残り「50本」と迫る36歳も、逆襲に燃える西岡との共闘を誓う。

 「(西岡は)そういう(起爆剤になる)タイプの選手だと思うので。その力も借りながらやっていきたいと思います」

 百戦錬磨の4人の猛虎戦士が後半戦の鍵を握る。金本監督は「野手に関しては3人が成績で引っ張っていかないと」と糸井、鳥谷、福留の主軸に虎の命運を託した。そして「主力だから。主な力だから(笑)」と笑顔も交えながら、西岡への期待度の高さも示した。

 「本当に彼らが引っ張ってくれないとチームが機能しない」。この日、球宴に出場していた糸井と鳥谷には休養日が与えられた。残り64試合となった17年シーズン。逆転Vへの道のりは、虎が誇る主力4人が作り上げる。

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