阪神・青柳 1回3死球の不名誉なプロ野球タイ記録…5回4失点降板

5回、藤井に同点となる押し出し死球を与える青柳(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-ヤクルト」(30日、甲子園球場)

 阪神・先発の青柳が五回、プロ野球史上10人目の1イニング3死球を出すなど4点を失い、5回3安打4失点、5四死球で降板した。87球だった。

 突如制球が乱れた。1点をリードして迎えた五回だった。四回まで無安打ピッチングを見せていたが、連打で無死二、三塁のピンチを迎え、続く6番・大引には死球。無死満塁となったところで、香田投手コーチと内野陣が集まるが、それでも修正することができなかった。

 7番・藤井に対しての初球だった。右足付近に直撃し、押し出しとなる死球で同点とされた。その後2死満塁とするが、1番・坂口の打球は鋭く一塁・中谷のミットをはじいた。これが2点適時打となって勝ち越しを許した。

 2番・上田にも死球を与えると、今度は3番・山田に対して押し出しの四球を与えた。続くバレンティンを空振り三振に打ち取り、3アウトを奪ったが、3安打4四死球で一気に4点を失った。

 「四回まではストライク先行でテンポよく投げることができたのですが、五回にデッドボールとフォアボールが原因で大量失点を許してしまいました。ゲームを壊してしまい、申し訳ないです」と反省の言葉で振り返った。

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