阪神のラファエル・ドリス投手（２９）が２６日、藤川と呉昇桓が持つ月間１０セーブの球団記録更新に意欲を見せた。ここまで１２試合に登板し９セーブをマーク。防御率は０・７９と抜群の安定感を誇っているドミニカンは「（記録更新は）わからないけどチャンスがあれば狙っていきたい」と意気込みを示した。

　この日の雨天中止で４月は残り４試合。セーブポイントには点差など条件も必要となってくるが、不可能な数字ではない。登板８試合連続セーブ中のドリスには運も引きつける勢いがある。

　現段階でも月間ＭＶＰの候補選手に名を連ねているが、通算２２３セーブを誇る火の玉右腕と、在籍２年で８０セーブを挙げた石直球右腕の記録を塗り替えれば、月間ＭＶＰの可能性は高まる。球団記録更新と同時に、自身初となる月間ＭＶＰ獲得へ。虎２年目を迎えた陽気な助っ人が、球団史にその名を刻む。