阪神・金本監督 サヨナラ負けにも、上本の粘りを絶賛

 「中日4-3阪神」(19日、ナゴヤドーム)

 今季2度目のサヨナラ負けを喫する中、金本監督は上本の打席内容を絶賛した。

 「上本なんかはあれだけ粘って、粘って、タイムリーを打つ。最後の集中力を出してくれた。そこは良かったと思うし、ああいう打撃をみんな見習ってほしいね」。

 1点を追う五回2死満塁で迎えた第3打席。左腕・ジョーダンにわずか2球で追い込まれたが、ここから脅威の粘り腰を見せた。内角の厳しいボールをしっかりと見極め、変化球には必死に食らいついてファウルした。迎えた10球目、外角ギリギリのストレートをきれいに右中間へはじき返した上本。試合後、「負けたら意味がない」と本人は厳しい表情を崩さなかったが、凡打に終わった打席でもしっかりとした内容を見せる。

 第1打席は7球、第2打席は6球、第4打席は5球、第5打席は8球を投げさせた。1日で計36球。上本に限らずチーム全体でもジョーダンには五回までに102球を投げさせ、マウンドから引きずり降ろした。前日のバルデスも五回までに98球を投げさせており、好投手を攻略するために必要な粘り強さが徐々に出てきている。

 長いシーズン、好調を維持して終わることはまず、ない。下降線に入った時に、それぞれがどうするか-。上本の姿勢を全員が踏襲すれば、間違いなく相手からは嫌がられる猛虎打線になる。

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