糸井いざ阪神デビュー…金本監督「すべてに期待」 本人「僕自身も自分に期待」

 阪神・糸井嘉男外野手(35)が30日、マツダスタジアムで行われたナイター練習に参加。王者・広島へ挑む開幕戦を前に、“超人節”を交えながら並々ならぬ意気込みを示した。金本知憲監督(48)は「全部ですね」と走攻守における大活躍に期待。敵地で華々しく虎デビューを飾る。

 開幕を告げる春の風を全身に受け、糸井がマツダスタジアムの芝を駆け抜けた。右膝関節炎で出遅れても、ぶれなかった開幕戦出場への強い思い。「興奮していますよ」。日本ハム、オリックスとプロの道を歩み、14年目で節目を迎える。縦じまに袖を通した超人がいよいよ発進だ。

 「優勝チームやし、(相手に)不足はないというか、最高のチームと初戦に当たるなという感じですね」

 目の前に立ちはだかる赤ヘル軍団をイメージし、さらに心が熱くなる。広島戦の通算成績は出場31試合で107打数37安打、打率・346。マツダスタジアムでも打率・354と高い数字が残っている。「3番・糸井」が王者に風穴をあけられるか-。金本監督も大きな期待を寄せる。

 「足もありますし、打撃もずっと3割打ってますし。守り、肩、全てに期待しています。遠慮せずに自分の好きなように思うように、チームを盛り上げて。言葉でも、背中でも引っ張ってほしいです」

 3月15日・オリックス戦で実戦復帰し、オープン戦は9試合に出場。24打数6安打、打率・250で試運転を終えた。背番号7は「僕自身も自分に期待しています」と充実の表情で語る。準備はできた。あとは、虎を勝利へと導くだけだ。

 この日は、マツダスタジアムで行われたナイター練習に参加。外野の芝の状態や照明の明るさを確認。「外やし、天然芝で好きですね」と心配はない。“超人節”が飛び出すほど視界は良好だ。

 「やばいです。震えてる。ウソぴょん!(笑)」

 金本監督は、キーマンを問われ「糸井」と力強く言い切った。虎を変えるためには背番号7の力が欠かせない。「恋人」は憧れの鉄人を男にするため、決意を込めて戦場に立つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス