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藤浪いきなり154キロ!「全体的によかった」中継ぎ侍へ万全

 降りしきる雨の中、紅白戦で力投する藤浪(撮影・高部洋祐)
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 「阪神紅白戦、白組3-2紅組」(8日、宜野座村営野球場)

 WBC日本代表の阪神・藤浪晋太郎投手(22)が、今季チームの初実戦となる紅白戦で紅組2番手として登板した。WBC公認球を使用し、原口やドラフト1位の大山らを相手に2回を2安打無失点。狙って空振りを取るなど4奪三振で、最速は154キロを計測した。「全体的によかった」と、本戦モードで上々の結果、内容を残した。

 力を込めた直球で空振りを奪うと、藤浪は勢いのままに一回転した。四回、2死三塁のピンチで直球勝負。最後は俊介を空振り三振に斬った。2回を投げ2安打無失点。「全体的によかったです」と、納得の表情で振り返る。今季初の実戦登板。仕上がりは上々だ。

 中継ぎ起用が想定されるWBCを見据え、紅組の2番手としてマウンドに上がった。まずは横田との対戦。ファウル2球で追い込むと、最後も直球勝負で空振り三振に抑えた。続く岡崎にも2-2から決め球は直球。最速154キロで連続三振を奪い、鳥谷を迎えた。

 メンバー表に名前はなく、「驚きました」と振り返った対戦。高めに浮いたカーブを右前に運ばれた。これには苦笑いだが、2死一、二塁から植田を直球で空振り三振に。続く四回は雨脚が強まる中で、1死三塁から大山を二飛、俊介を空振り三振に抑え込んだ。

 「反省すべきところもある。でも、投げられたのでよかったです。自分の中では直球とカット、フォーク系。得意とする球がよかった」

 他球団の007も警戒を強める。巨人の森中スコアラーが「この時期にあれだけ強い球なら十分」と話せば、中日の佐藤スコアラーは昨年からの変化を指摘。「少し脱力して投げている。巨人の杉内じゃないけど、0から100のイメージ」と分析した。力強さと、比較的安定した制球に成長を感じていた。

 この日は雨中の登板でも、ロジンバッグを使わなかった。既にWBC用ロジンを使用しているが、「元々、乾燥してサラサラしている球なので。付け過ぎると逆に(滑る)」と説明。「ざらざらして感触的には球のタッチが悪くなる」と、本戦に向けて確認できたことも収穫だった。

 走者を置いてからのクイックなど、実戦での動きも違和感はなかった。今後は球数や質、強度を高める。「バランスはよかった。全体的に球速、球質、体のキレとかは、これからまだまだ上がってくる」と藤浪。初実戦で見せた変化と進化。本戦に向けてまた1つ、階段を駆け上がった。

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