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岩崎初G倒星!先制許しても崩れへんど

 巨人打線を相手に力投する岩崎(撮影・田中太一)
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 「巨人4-6阪神」(28日、東京ドーム)

 4-2の七回2死二塁。巨人・重信を四球で歩かせると、阪神・岩崎優投手はマウンドにうずくまった。「絶対投げきりたかった」。虎将が交代を告げたが、6回2/3を4安打2失点(自責0)で今季初勝利。六甲おろしの大合唱が響くベンチ裏。左腕は感慨に浸ろうとはしなかった。

 「後に投げてくれた投手の方に感謝したい。もっとイニングを投げられるようにします。次回、頑張ります」

 三回2死は坂本に四球を与え、続くクルーズの初球に暴投。得点圏への進塁を許し、北條のタイムリーエラーで失点。長野の左前適時打で2点目を失ったときは、このままズルズルいくかと思われた。しかし、四回を三者凡退に斬ると、中盤以降も直球を低めに集めて粘る。七回2死まで、懸命に腕を振った。

 昨オフは年末年始返上で自主トレに励み、開幕へ照準を合わせていた。しかし、今春1軍キャンプで悲劇が起きる。ウエート場でのトレーニング中、背中に痛みが走った。「4週間くらい、結構かかる感じだったので。それは少し(気持ち的なダメージが)きましたね」。左腕の今シーズンは、3月29日のウエスタン・ソフトバンク戦が開幕だった。

 そんな岩崎を奮い立たせたのは岩貞、横山など1軍で奮闘する同世代の存在。鳴尾浜の独身寮・虎風荘でよく、サッカーゲームなどで互いに競い合っていたという。「悔しい気持ちもありました」。身近な仲間の活躍が原動力となる。そして、戦場へ戻ってきた。

 金本監督は「昨日の岩貞の勝ちを価値あるものしてくれた」と称える。それでも、左腕は「最後の場面は悔しい気持ちしかありません」と満足することはない。飽くなき向上心がさらなる高みへの推進力。岩貞と同期、13年度ドラフト6位の下克上男が、メラメラと燃えている。

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