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守屋、巻き返せ!プロ初登板初先発KO

 5回途中、降板する守屋(撮影・北村雅宏)
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 「阪神1-5ヤクルト」(20日、甲子園球場)

 プロ初登板初先発のマウンドは、ほろ苦かった。甲子園の大歓声が一気にため息へと変わる。1-3で迎えた五回。先頭の山田に左翼席へ特大の一発を浴びた。「これが今の実力なんだと感じました」。阪神・守屋は、呆(ぼう)然と立ち尽くした。

 3万7713人が背番号43の背中を見つめる。だが念願の聖地で、持っている力を全て出し切ることができなかった。初回はゼロに抑えたが、二回は今浪からの3連打で2死満塁のピンチを招き、坂口に中前2点適時打。四回は再び坂口に左中間適時二塁打を許し、五回は山田に左中間スタンドへ運ばれた。

 4回0/3、10安打5失点。最大の敗因に、勝負球のフォークが不安定だったことを挙げた。「甘いところにいってしまいました。もう少し低めに投げられれば結果は違っていたと思います」と悔しさで表情がゆがむ。金本監督は「緊張して普段の力が出せなかったのではないか。これをまた一つ、いい経験にしてね」と言葉をかけた。

 この日は祖父・優さん、弟・大樹さん、そして10カ月の長女を抱きながら妻・紗也さんもスタンドから声援を送った。真のプロ野球選手としてのスタートは、決して良いものとはいえなかったかもしれない。それでも、紗也さんは「これがプロ野球なんですね。なんか夢のようでした」と夫の勇姿をたたえ、目を輝かせていた。

 昨年は2軍戦でも15試合で防御率4・75。1軍のマウンドからはほど遠かったが、どん底から足元を見つめ、はい上がってきた。試合後、香田投手コーチは「それ(鳴尾浜での登板)も考えないといけない」と降格も示唆したが、志が折れることはない。

 「(2軍とは)雰囲気が全然違いました。声援もお客さんもすごかったです」。家族の支えを力に、この経験を必ず次回のマウンドにつなげる。

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