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球児が勝った!先発4580日ぶり勝利

 阪神復帰後、初勝利を挙げた藤川と笑顔で握手をかわす金本監督
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 「DeNA3-8阪神」(3日、横浜スタジアム)

 今季から4年ぶりに阪神に戻った藤川球児投手(35)が、登板2試合目にして復帰後初勝利。4四死球を与えながらも6回2安打無失点に抑えた。阪神では2012年以来1359日ぶりの白星、03年以来4580日ぶりとなる先発勝利で、金本知憲監督(48)の誕生日を飾った。

 勝利の瞬間、球児は最高の笑顔を見せた。大歓声が心地いい。阪神では2012年7月14日・ヤクルト戦以来1359日ぶりの白星、03年9月19日・巨人戦以来4580日ぶりの先発勝利。金本監督の誕生日に花を添える祝い星となった。

 「ストライクが入らなかったなというのが…。でも梅野の配球と監督も誕生日なので、ファンの皆さんと一緒に監督に勝利をプレゼントできたので、ホッとしています」

 前途多難のスタートだった。マウンドが合わず「上体で投げていて、下の力が入らなかった」と二回まで4四死球。ピンチを背負いながらも、要所を締めると、三回以降は修正した。6回を投げ2安打無失点。最速144キロ直球にカーブ、フォークなどを交える「先発スタイル」で、91球を投げきった。

 強い覚悟を持って、4年ぶりのタテジマに袖を通した。昨年12月、鳴尾浜で23日間汗を流すと、1月の自主トレでは走る量を増やし、心肺機能を高めた。2月のキャンプでも金本監督が掲げた「鍛えるキャンプ」を実践。故障の一歩手前まで、自分を追い込んだ。

 南国らしい穏やかな空気が流れた、キャンプ最終日。投手陣が練習を終え、ドームでストレッチを始めた頃、球児がウエートルームから現れた。ただ1人、最後の最後まで鍛え続けた。その姿勢は、開幕後も変わらない。

 「何事も根気が大事ですから。梅雨頃まで、しっかり鍛えます。そうしないと夏場以降まで持たないので」

 昨オフから求めていたのは1年間、先発で投げ抜くスタミナだ。36歳シーズンでの新たな挑戦。過去の栄光は振り返らない。「野球を楽しみながら」未来だけを見据えて、先発として生きる決意だ。

 「フォアボールが多くてすみません!というから、ヒヤヒヤさせるなよって(笑)。でも結果、ゼロだから」

 ハイタッチの列で隣に並んだ指揮官は、試合後、うれしそうにやり取りを明かした。ウイニングボールは球児の手元に。「(米国在住の)家族が春休みで4日間だけ帰ってくるから。嫁に見せられたら。娘は喜ぶかな」と照れくさそうに笑った。サンデー球児の次回登板予定は10日・広島戦。舞台は「早く帰りたい」という甲子園だ。足踏みはしない。慣れ親しんだ聖地で一気に連勝を狙う。

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