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マテオまさかの3イニング…2日間休養

 延長11回、3イニング目で力投するマテオ(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト6-6阪神」(31日、神宮球場)

 3イニング目を迎えて、守護神のスタミナは限界に達していた。勝ち越しに成功した直後の延長十一回。さすがの阪神・マテオも疲れを隠せない。1死から坂口に四球を献上すると、悪癖のボークも絡み、無死二塁。川端に宝刀スライダーを右翼線へはじき返された。今季初被安打となる痛恨の適時二塁打…。勝利を目前にして、ゲームは振り出しに戻った。

 「2イニングを投げて、3イニング目もリードしていたから行ってほしいと言われた。もちろん、『いける』と言ったよ。全然、疲れはない。こういう展開だから、疲れたとか言ってられない」

 引き分けも守護神は責められないだろう。延長十一回は、なおも2死満塁。球場全体にサヨナラのムードが高まる中、荒木を遊ゴロに。守護神としては異例の3イニング、計61球を投げ抜いた。

 苦渋の決断だった。香田投手コーチは厳しい表情で「いろんなことを総合的に判断しました」と説明。3イニングの起用については「もうない方がいいでしょう。明日、あさっては無理だね」と2日間の休養を決めた。

 3イニングを任せたくなるほど、圧倒的な投球だった。名前をコールされたのは5-5の九回だ。スライダーで昨季タイトルホルダーの川端、山田、畠山を3連続空振り三振。マウンドで踊るように腕を振り、ツバメ打線を圧倒した。延長十回の初打席でも打つ気満々。バットを短く持ち、手がしびれるほどフルスイングした。最後は二飛に倒れたが、仲間に闘争心を示した。延長十回もピンチを招きながら、無失点。熱投で延長十一回の一時、勝ち越しを呼び込んだ。

 “鈍感力”が最大の武器だ。これまでドミニカ共和国、アメリカ、日本と、渡り歩いてきた。初めてのマウンドも気にしない。球場によって高さ、硬さは異なるが「マウンドに上がれば同じさ。バッターを打ち取るだけだよ」とサラリと言う。

 マテオは「先発もやっていたし、3イニング、60球以上の経験はある。明日?もちろん行く。問題ないさ」と豪語した。中継ぎをつぎ込めるのもマテオが控えているからこそ。頼もしい新守護神が金本阪神を支えている。

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