金本虎 トレーナー増員で選手を超強化

 阪神は28日、来年1月1日付の人事異動で、1軍トレーナーとして前オリックスの本屋敷俊介氏(40)と、前日本ハムの木下喜雄氏(33)の入団を発表した。トレーニング部門の強化が狙いで、日々の練習の重要性を説く金本監督の意向に沿う体制となった。球団を挙げて、金本監督の1年目をサポートしていく。

 今季の戦いを振り返り、そして新たに迎える1年に思いをはせる。球団の仕事納めとなったこの日発表された来年1月1日付の人事異動。そこからも「金本改革」と言える体制づくりが見えた。新入団となる本屋敷、木下両トレーナーについて、四藤球団社長はこう話した。

 「増員ですね。トレーニング的なところの強化の増員ですね」

 狙いは明確だ。トレーナーを増員し、日々のトレーニングや選手のケアをより充実させる。金本監督も「メニューの一環として変えていかないと。トレーナーとも相談して、当たり前のこととしてやっていこうかなと思っている」と、春季キャンプからウエートトレーニングをメニューに加える考えを話している。その意向にも沿う形となる。

 新たに阪神の一員となるトレーナー陣。本屋敷氏は、今季までオリックスでトレーニング兼コンディショニングコーチを務めていた。かつて元オリックスの清原氏が、再起不能と言われた左ヒザの故障を負っていた時期にリハビリを担当。奇跡的な1軍復帰までの道のりをサポートした実績がある。

 また、木下氏は09年から日本ハムに加わり、主に2軍で選手のリハビリや若手選手の強化などを担当していた。その中には、入団時から注目を集めていた斎藤佑もいた。ケガにも苦しめられた姿を近くで見てきた経験は、阪神にとっても貴重なものとなりそうだ。

 2人は共に1軍に加わり、今季1軍を担当していた土屋トレーナーが2軍の担当に。そのため、1、2軍共に1人ずつの増員となる。野球をやる上で基本となる体づくり。改めてそこに重点を置く。

 四藤社長は「金本監督という強力なリーダーシップを迎えたわけで、我々としても変革に取り組んでいくということで。(社員には)前例にとらわれず新しい仕事、新しいことに挑戦していこう、という話をした」と話した。「超変革」のスローガンの下、球団も金本監督を全力でサポートしていく。

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