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球児塾で密室ハードトレ、若虎ヘロヘロ

 阪神・藤川球児投手(35)が11日、若虎8選手と西宮市鳴尾体育館で約1時間半の「密室トレ」を敢行した。報道陣をシャットアウトし、バスケットボールなどを使って他競技の動作を取り入れながら汗を流したもよう。メジャーで得た経験を若手選手に惜しみなく伝え、新生猛虎の底上げに尽力する。

 曇天の空の下、藤川を助手席に乗せた車を先頭に、3台の車が鳴尾浜球場を出て行った。行き先は、約1・5キロ離れた西宮市鳴尾体育館だ。「おい、行くやついるか?」。背番号18の熱い誘いに応えたのは鶴、松田、トラヴィス、金田、守屋、石崎、西田、北條の若虎8人衆。報道陣の目が届かない場所で、約1時間半の濃密なトレーニングを行った。

 「ずっとタイガースにいると、タイガースのことだけしか分からないからね。自主トレの期間はこんなこともできますよ、ということ。なんでも経験だからね。同じドリルをやるよりはいいと思う」

 阪神、メジャー、そして独立リーグと渡り歩いた男の経験が若虎に注入されていく。この日はバスケットボールなどを使い、息が切れるまで走り回ったようだ。詳細は明かさなかったが、他競技の動きをトレーニングの一貫と捉えて実行したのだろう。「僕はずっとやっていますよ」と藤川は余裕の顔を見せていたが、若手の8人はくたくただった。

 12年まで務めていた投手キャプテンとしての意識が、この日の行動に表れたのだろうか。藤川は、淡々とその意図を明かした。

 「みんな行きたそうな顔をしてたから言っただけですよ。みんながライバルですからね。野球は年齢でやるスポーツじゃない。勝負ですから」

 11月25日から一日も休まず続けている鳴尾浜での自主トレは、この日で17日目。若手選手たちにこれまでの経験を伝えているが、それと同時に対抗心はメラメラと燃えている。「日本一」というチームの目標のため、球児は突き進んでいる。

 「一番はタイガースが優勝すること。それだけだよ」

 来季、守護神の呉昇桓はいない。だが、猛虎投手陣の中には藤川球児がいる。

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