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球児 阪神復帰決断ラブコールに応えた

 四国ILp・高知を退団した藤川球児投手(35)が阪神復帰を決意したことが、13日までに分かった。近日中に発表される。5月の入団交渉が不調に終わった阪神は、その後も藤川獲得の意思を示し、9月の高知退団を受けて再度代理人交渉を開始。この日までに合意に達した。

 球児が甲子園に帰ってくる。12年オフのメジャー挑戦決定から3年。常勝猛虎を支えた火の玉右腕が、再びタテジマに袖を通すことを決意した。

 藤川をめぐっては阪神のほか、ヤクルト、中日など複数球団が獲得の意思を示し、それぞれ代理人との交渉が行われてきた。最終的には阪神とヤクルトが獲得を争う形となり、この日までに藤川サイドが阪神への入団の意思を伝えたもようだ。

 藤川は5月に米大リーグ・レンジャーズを自由契約となり、日本球界復帰を視野に古巣阪神との間で交渉を重ねた。しかし最終的には不調に終わり、6月に生まれ故郷の四国ILp・高知への入団を表明。高知では先発、中継ぎとして6試合に登板し2勝1敗、防御率0・82の好成績を残していた。

 阪神はその後も藤川の獲得を目指し、ペナントレース中から再交渉に向けた準備を開始していた。5月の交渉が不調に終わった原因の検証を重ねる一方で、藤川の登板試合には現地にスカウトを派遣。右腕の状態を見極めた上で、来季11年ぶりの優勝を目指す猛虎の貴重な戦力となることを再確認。9月の藤川の高知退団表明を受けて、いち早く獲得に名乗りを上げていた。

 阪神では10月に今季限りで退任した和田監督に代わり、金本新監督が誕生。現役時代に藤川とともに常勝猛虎を支えた同監督も藤川の獲得を希望し、再交渉を開始した球団を強力にバックアップした。安芸での秋季キャンプ中の11月2日には高知市内で藤川とプライベートで会食。今後について話し合うなどしながら、球団と現場の熱意を伝えてきた。

 猛虎の新首脳陣には金本監督のほか、現役時代に藤川の無二の女房役として知られた矢野バッテリーコーチも入閣。苦楽をともにした元同僚が続々と入団したことも、藤川の阪神復帰を決意させる大きな要因となった。

 高知では先発でも好成績を残しており、その起用法は中継ぎだけにとどまらない。さらには飛躍を目指す若手投手の生きた教材にもなる。火の玉右腕の復帰は、再建を目指す猛虎にとってこの上ない追い風となる。

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