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植田、緊急招集 一目ぼれ金本監督即決

 阪神の高卒新人・植田海内野手(19)が8日、高知県安芸市で行われている秋季キャンプに緊急招集された。前日の金本知憲監督(47)による鳴尾浜残留組の練習視察で目に留まり、急きょ昇格となった。金本監督からは俊足を生かすためにスイッチ打者転向も打診されるなど、19歳に突然のチャンスが訪れた。

 走攻守、19歳とは思えない輝きを見せる逸材に金本監督はいてもたってもいられなかった。鳴尾浜で残留組の視察を終えた前夜、自ら掛布2軍監督に電話を入れると、高卒ルーキー植田の安芸キャンプ緊急昇格を決めた。本人に伝えられたのは、この日の朝というドタバタ招集となった。

 「足と守りと打撃。19歳のレベルでの完成度がね。やっぱり守り。高卒ルーキーでは別格の捕ってからの速さがある。獲ってきたスカウトに感心したよ、ちょっと」

 実は秋季キャンプを前に指揮官は「入れ替えはしない」と明言していた。前言撤回をちゅうちょしない素材との出会いだった。

 呼ばれた植田も目を丸くした。

 「今朝、コーチ室で掛布さんに“元気出してがんばってこい”と。ビックリしました。アピールできるチャンスをもらったので、しっかりアピールできるように自分の持てる力を出していきたい。足をアピールしたいですね」

 あまりに急なことで移動の航空便が手配できず、甲子園横の室内練習場で始動した残留組の本隊から離れ、鳴尾浜で体を動かしてから昼に高知入りした。

 安芸キャンプ合流後は、鳥谷を一流に育て上げた久慈内野守備走塁コーチの指導の下、さらなるレベルアップを目指すことになる。期待されるのはポスト鳥谷。金本監督は「なってほしいね。スイッチヒッターにもしたいし。掛布さんの提案でね。大賛成だしね」と夢は広がる。

 スイッチヒッターは今季も挑戦したが、腰痛発症のため中断した。植田は「足を生かせるように挑戦してみたいです」と意欲を見せる。

 19歳のシンデレラボーイ、“実りの安芸”でこのチャンスを一気につかみ獲る。

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