阪神ドラ1候補に明大・高山が急浮上

 阪神が、22日に行われるドラフト会議での1位指名選手を直前まで見極めていく方針であることが4日、分かった。現段階での1位指名の最有力候補は県岐阜商・高橋純平投手(18)だが、5、6球団の競合となるようであれば、野手でトップ評価の明大・高山俊外野手(22)を指名する可能性が出てきた。

 基本線は変わらない。高橋が1位指名の最有力候補だが、正式決定はまだ先だ。ドラフトの目玉となる高校生右腕。競合は覚悟している。問題はどれだけの球団が1位指名をしてくるか。あまりに重複するようであれば、状況を見て、他の選手に変更する構えだ。

 2日に西宮市内の球団事務所で行われたスカウト会議で、1位指名候補選手が15人にまで絞り込まれた。そこに明大・高山も入っている。仮に高橋が5、6球団の競合となり、高山が一本釣りできそうな場合は「直前に変更する可能性はある」(球団関係者)という。それだけ、高山への評価も高い。

 高山は、日大三高時代の3年夏に、夏の甲子園で優勝に貢献した。明大に進学後も成長を続け、4年春までに117安打を記録。秋のリーグ戦もここまで10安打で、リーグ記録の127安打に並んでおり、更新の可能性が高い。長打力もあり、俊足を生かした走塁の評価も高い、左打ちの外野手だ。

 今後、阪神は2度のスカウト会議を予定。次回はプロ志望届が出そろって以降に行い、あとはドラフト会議前日となる。ギリギリまで他球団の動向を見極め、シミュレーションを繰り返しながら最終決定していく。

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