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福留で3・5差!4カード連続勝ち越し

 「ヤクルト1-6阪神」(16日、神宮)

 何とも頼もしい男だ。阪神は福留孝介外野手(38)が同点の六回、右中間に勝ち越しの17号3ラン。八回には日本球界通算300二塁打を左中間に放ち、6点目を加えた。2位ヤクルトを下し、チームは8月の長期ロードに入って4カード連続の勝ち越し。3・5ゲーム差をつけた。18日からは東京ドームで巨人3連戦。このままペナントレースを独走する。

 後輩の奮闘を、もう無駄にはできなかった。「最近、仕事ができていなかったので、何とかしたい気持ちだけだった」。思いを乗せた飛球が右中間へ伸びる。福留は柵越えを確認すると、負傷している右拳を握った。決勝の17号3ラン。手負いの男が試合を決めた。

 劇弾の直前。目の前でハートを揺さぶられた。同点の六回。鳥谷は9球目に四球を選び、大和はセーフティーバントで一塁ヘッドスライディング。内野安打に相手の失策も絡み1死一、三塁となった。

 「トリが粘って出塁してくれて、大和があのような形でチャンスを広げてくれたんでね」。石山の内角スライダーをフルスイング。6日の広島戦以来となる本塁打には、先輩の意地が詰まっていた。

 11日の中日戦でスイングした際に負傷した右手中指の状態は、今も思わしくない。14日からグラウンドでの練習を再開したが、フリー打撃ではフルスイングしない。送球もままならず、この日もシートノックを外れた。

 関係者には「バットは中指を浮かせて握っているから力が入らない。ボールはまともに握れない」ともらした。だが、鳥谷ら負傷を押して出場する後輩の姿も見てきた。優勝へ突き進む中、プレーできるなら休む選択肢はなかった。

 そんな現状を考慮してバットも変えた。初回の1打席目から荒木に借りた黒いバットを使用。「どれが一番いいかを考えて。(グリップの細さや重さ)全てにおいてね」。試合に出る以上、結果を残す手段を模索し続けている。

 八回には史上63人目の通算300二塁打となる適時二塁打を放った。「もっと積み重ねられるようにしたいね」。節目の一打で今季最多タイの4打点と、7月14日の広島戦以来の猛打賞に花を添えた。

 チームは2リーグ分立後、球団初となる長期ロード初戦から4カード連続勝ち越し。2位・ヤクルトと今季最大の3・5ゲーム差とした。それでも浮かれる様子はない。「最終的に他を見ればいいんじゃないかな」。優勝の味を知るベテランが、首位独走への道を切り開いていく。

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