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能見トップ9勝!虎3連勝で最多の貯金5

 笑顔でナインを迎える能見。左は和田監督(撮影・田中太一)
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 「阪神3-1中日」(11日、京セラ)

 ベテラン左腕が貫禄の投球を披露した。阪神の能見篤史投手(36)が8回を1失点に抑え、ハーラートップタイの9勝目。最大4つの黒星が先行した時期もあったが、自身4連勝で五分の勝敗に戻した。この日は甲子園で母校・鳥取城北が初戦の2回戦に登場。敗れはしたが、後輩たちのプレーを力に変えた。チームは3連勝で貯金は今季最多の5。首位固めへ、連勝街道を突き進む。

 相手の作戦はお見通しだった。2点リードの七回。1死からエルナンデスに安打され、桂を迎えた。ランエンドヒットを2度、仕掛けられながらも、左腕は冷静だ。8球目を投じる直前、軽やかな身のこなしから、一塁へけん制球。スタートを切っていた一走はゴメスのタッチを交わすそぶりすら見せず、潔くアウトを受け入れた。

 「走ってきていたので、あそこは“ありがとうございます”という感じです」

 二回以降、追加点を奪えず、嫌なムードが漂い始めていただけに能見も満足げ。ベテランらしい熟練の技が、勝負どころで光った。

 中5日の影響を感じさせない119球だ。三回から七回まで毎回安打を許したが、最少失点で踏ん張った。八回も三者凡退で退け、ハーラートップタイの9勝目をマークした。

 「緩急を使ってうまくリードしてもらいました。的を絞らせない配球ができたと思う。四球がなかったのが、1番良かったです」

 後輩の悔し涙に奮起した。この日、母校・鳥取城北が夏の甲子園2回戦に登場。鶴岡東に善戦したが、6-9で敗れた。プレーボールは午前8時。「寝てたけど、結果は知ってるよ。6点取っていたし、レベルは上がっていると思う」。自身の高校時代は平安・川口知哉、水戸商・井川慶と並んで「高校生左腕三羽がらす」と呼ばれたが、甲子園には縁がなかった。それだけに、母校と後輩たちの成長がうれしかった。

 前半戦は負けが先行したが、7月14日から自身4連勝。勝敗も9勝9敗のタイとした。「すごく負けが先行していて、能見自身苦しかったと思う」と和田監督。能見も「やっとという感じですかね」とこのときばかりは、ポーカーフェースを崩した。

 能見に合わせるようにチームは上昇気流に乗った。貯金は今季最多の5。「キャンプから(夏場へ向けて)練習に取り組んできたので、結果が出ないと僕自身困る」と能見。次回登板は19日の巨人戦。揺るぎない自信を胸に王者に挑む。

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