藤浪、粘投も遠い2勝目…遠いG倒星…

 「阪神3-5巨人」(19日、甲子園)

 今季2勝目が遠い。長いイニングを投げ、試合をつくるが、勝ちきれない。5日の8回3失点、12日の7回3失点に続き、この日も7回2失点、粘投が報われない結果にも試合後の阪神・藤浪は反省しきりだ。「決していいピッチングとは言えない。ゼロに抑えていたら勝てた試合」とバッサリと切り捨てた。

 序盤から毎回のように走者を背負う苦しい投球だった。三者凡退は、四回の一度だけ。三回、井端の右前打で先制されると、五回は坂本に適時打を打たれ、追加点を奪われた。8安打4四死球。球数は過去2番目に多い142球に達していた。

 それでも勝ちたい一心で腕を振り続けた。六回、同点2ランを放ったゴメスとハイタッチを交わすと、すぐさま勝負師の顔に戻る。球数120球を超えて続投した七回も「体力的に余裕がなかったわけじゃない」と153キロを計測。懸命に勝利への執念を示した。

 今季2度目の巨人戦は、勝敗がつかず通算1勝4敗のまま。甲子園での初勝利も、お預けになった。最後に藤浪は「自分の仕事をしていたら、そのうち勝ちも付いてくると思う。もっといいピッチングができるように、毎週毎週、しっかりやっていきたいです」と必死に前を向いた。次回は26日・広島戦(マツダ)に先発予定。満足できる投球でチームに勝利を運びたい。

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