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レジェンド記念日に岩本開幕ローテ当確

2回、大田を抑えピンチを切り抜ける岩本 
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 「オープン戦、阪神0-1巨人」(8日、甲子園)

 偉大な背番号に恥じない快投を見せた。阪神・岩本輝投手(22)が今年初の伝統の一戦で、6回を4安打5奪三振無失点に抑え、開幕ローテ入りを決定的にした。球団創設80周年を記念し、初代ミスタータイガース・藤村富美男氏の永久欠番、背番号「10」のユニホームを全員が着用した「永久欠番デー」。若き右腕が見事なG斬りで、新たな一歩を踏み出した。

 気持ちは公式戦と変わらない。崖っぷちの状況も想定した伝統の一戦。二回2死二、三塁のピンチも無失点で切り抜け、6つのゼロを並べてみせた。岩本が開幕ローテのイスをグッと手繰り寄せた。

 「シーズンに入ると『勝たないといけない』という気持ちになるんで、ローテーションを勝ち取る、ここでファームに行ったらいけない、という気持ちで投げました」

 最速146キロの直球に変化球を巧みに織り交ぜた。2打席連続三振を奪った坂本には、初回2死からは2ボール1ストライクから外角に2球続けた直球で見逃し三振。三回2死一塁では2-2から5球目、6球目と外角スライダーを続けて空振り三振に。攻め方に効果的な変化を施した。

 「いろいろなバリエーションを使っていければ。真っすぐが良かったので変化球も生きたと思います」と岩本。持ち味の90キロ台のカーブも披露し、この日は130キロ台のツーシームも積極的に投じた。

 「幅が広がるので。外ばかりいっても打たれるのでうまくインコースを使えたかなと」

 もともとツーシームは投げていたが、今キャンプで再び練習を重ねた。「真っすぐが悪くなってもツーシームとか投げないと、この世界は通用しないので」。2年前、ローテ争いに加わりながら脱落した苦い記憶がある。結果にこだわり、磨きをかけた球種が生き抜くための武器となっている。

 文句なしの結果に、和田監督は「今日ぐらいのピッチングを見せてくれればそこ(開幕ローテ)に近づいてくるんじゃないか」と話し、中西投手コーチも「(開幕ローテに)十分いける内容だった」とたたえた。10、11日の広島戦に登板する石崎、岩崎らの結果を踏まえて最終的に判断されるが、この試合の投球内容と首脳陣の評価を合わせれば、開幕ローテ入りは決定的なものとなった。

 初代ミスタータイガース・藤村富美男氏の永久欠番「10」を背負っての89球。「自分のことで精一杯で。打たれたらダメだと思ったし、ここで抑えればチャンスだと思ったので」。無我夢中の熱投は、レジェンドの記念日に恥じないものだった。

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