大和2番はオレだ!新打法で3安打

 「練習試合、阪神2-2DeNA」(24日、宜野座)

 いとも簡単に打ち分けた。阪神・大和が放った3本はいずれもクリーンヒットばかり。今キャンプから取り組むノーステップ打法の効果か、面白いように快音が飛び出した。

 まずは三回2死では高崎の変化球をうまくバットで拾い左翼・筒香の左に落とす二塁打。五回1死では右前打のあと、二盗も決めた。そして七回には北條の併殺打のあと、東野の140キロ直球を右中間へはじき返す二塁打で猛打ショーを完成させた。

 「いい感じで打てていると思います。継続するだけですね。フォーム?今の形でいけると思います」と手応えを口にした。

 2本の二塁打に今年の変化がある。これまで大和といえば単打のイメージだったが、ノーステップ打法に加え、構えたときに右脇を開け、肘を背中側にグッと引くことでボールの内側から強くたたくイメージをつくっている。ステップをなくしたことで生じるパワーロスをバットコントロールで補っているわけだ。

 これで対外試合は初戦の日本ハムとの練習試合を除いて6試合連続で安打中。21打数8安打、打率・381と好調をキープしている。

 和田監督も大和の変身ぶりを大きく評価した。

 「きょうみたいなバッティングしてくれると攻撃の幅が広がる。守備に関しては一流に超がつくかどうかまできている。大和の課題は明らか。そこをどうするか1年間必死にやってきた。その結果が出始めてるんじゃないかな」

 昨年までの指定席である2番。オープン戦2試合は上本が務めた。ライバルが走者をかえす打撃を見せれば、こちらは3度、得点圏まで進み、チャンスメークでアピールした。もちろん、誰にも譲るつもりなどない。

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