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震災20年…和田監督誓うVパレード

 黙とうをささげる(左から)高野球団本部長、古屋2軍監督、横田ら阪神ナイン(撮影・棚橋慶太)
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 阪神・和田豊監督(52)が阪神・淡路大震災から20年となった17日、10年ぶりリーグ優勝と30年ぶり日本一を達成し、神戸パレード実現を誓った。「いろんな節目の年。より一層、力を入れていきたいと思います」と球団創設80周年の節目でもある今年、悲願を成し遂げて、被災地に勇気を与える。

 あれから20年の月日が流れた。1995年1月17日午前5時46分に発生し、6434人の尊い命が失われた阪神・淡路大震災。長い歳月を経て、街は新たに生まれ変わった。ただ、被災した人々の心の傷は癒えていない。和田監督は真っすぐに前を見つめて、言葉を紡いだ。

 「形としてはだいぶ、ほぼ元通り、復興が進んでいるというのはある。でもまだ苦労されている方、やむを得ず、神戸、関西を離れてという方もたくさんいらっしゃると思う」

 震災当日、自身は自主トレ先の滋賀県内に滞在していた。交通網が寸断された大阪から兵庫県西宮市内の自宅まで、歩いて帰った経験がある。自身も被災者であるからこそ、現状をしっかりと見据えられる。

 「本当の復興は心の問題だと思う。やっぱり全員、皆さんが本当に心からもう大丈夫、という状況になることを祈っている」。切々とこう語った。そして、「やっぱり起こったことは風化してはいけないと思う」と固い決意をにじませた。

 自分たちにできることは何か。阪神タイガースの将として、できることはたくさんある。「われわれも野球を通じて、長いスパンでサポートを考えていきたい、という気持ちは常に持っています」。今年は球団創設80周年の節目でもある。「いろんな節目の年。より一層、力を入れていきたい」。視線の先にあるのは10年ぶりのリーグ優勝、30年ぶりの日本一達成だけだ。

 2003年のリーグ優勝時には大阪市内とともに、神戸市内でも優勝パレードを行った。その再現となれば、この上ない。「もちろん、そのつもりでキャンプインする。そういう気持ちを1年間持ち続けてやりたいと思います」。虎の将は力強く言い切った。

 悲願達成のためには、昨年までリーグ3連覇の巨人を倒すしかない。震災から20年となる節目のシーズン。和田阪神が心の復興のために、被災者へ勇気と希望を与える。

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