虎に連絡 金子の希望は環境、施設重視

 オリックスから国内FA宣言した金子千尋投手(31)が、球団選定の材料に医療体制など環境面や施設面が充実し、優勝に近い球団を希望していることが22日、分かった。獲得を目指す阪神の球団関係者に、金子の代理人から21日に電話連絡が入った。

 “恋人”金子の獲得を目指す虎にとっては大きな進展だ。

 中村GMはこの日、21日に金子の代理人から電話連絡があったとし、「(代理人が条件は)金銭だけじゃない、と強調されていた」と説明した。

 代理人から伝えられた希望の一つが、医療体制など環境面や施設面が充実した球団であること。金子は11月29日に右肘の手術を受けている。仮に移籍となれば、新天地の医療体制などを気にするのは当然だ。

 甲子園のクラブハウスは2007年2月に完成。流水温水プールや最新型マシンがそろうトレーニングルームを完備しており、球団は「(国内では)1、2を争うと自負しています」と、代理人に伝えたという。

 また、金子サイドがこだわっているのが優勝できる球団であること。19日に金子自身が、球団選択の重要な判断材料の一つに優勝への本気度を挙げているが、今回、代理人からも優勝に近いチームを希望していると伝えられたという。

 阪神は19日に最大4年の大型契約など複数パターンの条件を提示したとみられる。その上で金子サイドから具体的な希望内容の返答があったとなれば、交渉は少なからず前進したといえる。

 現在、金子サイドは楽天、中日など争奪戦を展開する国内複数球団の中から絞り込みを行っているもよう。年内決着について中村GMは「それは分かりません」としたが、決断のときは大詰めを迎えつつあるようだ。

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