和田監督 ゴメスに“30発超え”指令
阪神・和田豊監督(52)が11日、マウロ・ゴメス内野手(30)の来季の「30本超え」に期待を寄せた。9日に2年契約を締結したばかりだが、来季も4番を任せる方向で、さらなる活躍を確信した。
「今年は26か?30に近い数字は打ってるけど、来季も4番を打つであろう選手なんでね。最低30とかという話じゃないけど、そこら辺のところはクリアしてほしいなと」
今季は1年目ながら26本塁打。ゴメス自身も契約締結の際に、本塁打を増やす意気込みをコメントしたが、指揮官の中にも手応えがある。今季積み重ねた経験が、プラスに働くと考えている。
「1年目にこれだけ打つ選手は過去にそんなにいないと思うし、(一般的に)2年目以降に打ちだす傾向がね。警戒される不安よりも、ゴメスのデータ、インプットされたものが上回ると考えたい」
信頼は変わらない。さらなる本塁打量産、そして打点への期待。あとは、いかにチャンスで回せるかだ。
「さっきの話からいくと、30は普通に超えてくるんじゃないかな。相手が分かればね。いかにゴメスの前にランナーを置いて、集中力のある場面をつくれるか」と和田監督。まだ伸びしろは十分にある。2年目のジンクスへの恐れはない。