和田監督が闘魂ゲキ!元気があれば…

陽川に指導する和田監督(撮影・田中太一)
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 「阪神秋季キャンプ」(13日、安芸) 

 “猪木流”で若虎の成長促進ダァ-ッ!1軍首脳陣、主力選手が合流して第3クール初日をスタート。和田豊監督(52)は練習前に選手、スタッフの前で訓示を行い「元気」を残りの秋季キャンプのテーマに掲げ、猛ゲキを飛ばしていた。

 元気があれば何でもできる!若手が実りの秋を迎えるため、指揮官が掲げたテーマはシンプルに「元気」だ。練習前に外野グラウンドにできた円陣。選手、スタッフを前に和田監督が進み出た。

 「おはようございます!」の選手のあいさつに、いきなりやり直しを要求。いつもとは明らかに違う空気。その中で和田監督は語り始めた。

 「(11日の)阪神・巨人連合軍での試合の時、巨人の選手は元気があった。勇気、本気、根気。いろんな気があるが、その元は元気。だから元気を出していこう!」

 今季はゴメスが4番に座り、強力打線を形成。だが、若手野手で目立った台頭はない。投手でも先発、中継ぎの層を厚くするために新しい力は不可欠。若虎に足りないものは何か…。技術も体力も必要だ。ただ、それらの礎となる「気」がなければ飛躍は望めない。

 和田監督は「そこら辺は大事じゃないかな。『元気があれば何でもできる!』というのは、間違っていないよね。元気がないと伸びるものも伸びない」と、あの超有名なフレーズを引き合いに出し、その重要性を訴えた。

 臨時コーチを務める大野豊氏が11日の練習後に「(投手陣は)元気がないよね」と発した言葉も、きっかけとなった。同じチームで見続けていては気づかない、外部招へいの大野氏だからこその一言が、若虎の現状を表すと指揮官は感じた。

 「そう見えたらアカン。そういう時の差が勝負どころで出てくる」。リーグ優勝の巨人、日本一のソフトバンク。勝者と敗者を分ける紙一重の差。それを埋める要素の1つが「元気」だ。この道を行けばどうなるものか-。それは明確だ。若虎が迷わず行けば訪れるのは、猛虎の黄金時代ダァーッ!!

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