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新井退団へ 出場機会求めて自由契約

 阪神・新井貴浩内野手(37)が退団することが3日、分かった。年俸2億円から40%以上となる1億2000万円のダウン提示を受け、自由契約を選択。他球団への移籍を模索する結論に達した。自由契約となれば古巣広島など複数球団が新井の獲得を検討すると見られ、移籍先が注目される。来季プロ17年目を迎える37歳が、新天地を再挑戦の舞台にする。

 新井が7年間在籍した阪神を退団することになった。この日までに決断し、近日中に球団側に意思を伝える。

 今季年俸2億円から野球協約の定める減額制限を超える40%以上、1億2000万円程度のダウン提示を受けた。この大幅減俸に同意しなかった場合、球団側は保有権を放棄し自由契約となるが、新井は阪神球団と話し合った上で、自由契約によって円満に他球団への移籍を模索する結論に達した。阪神の保留者名簿から外れれば、古巣広島などセ、パの複数球団が獲得を検討すると見られる。

 3年契約の最終年となる今季は、ゴメスの加入により出場機会が激減。主に代打で94試合に出場し、打率・244、3本塁打、31打点という不本意な成績に終わった。ゴメスが残留する来季も代打要員となる公算は大きく、出場機会を求めてタテジマを脱ぐ決断に至った。

 球団側は元4番に対し大幅減俸を提示せざるを得なかったが、7年間の功績を尊重。球団幹部は「地元球団を離れてまでFAでうちに来る決断をしてもらい、4番も務めてくれた。東日本大震災の大変なときに選手会会長として球界に尽力した選手でもある」と、功労者という認識が球団内の一致した見解だったことを明かした。

 新井は球団の厚意に感謝しており、約8000万円と見られる提示額で「物別れ」になったという認識は両者の間に存在しない。同幹部は「彼には2000本安打という、目指すべき大きな節目もある」と、再出発を後押しするスタンスであることも強調した。

 07年オフ、新井は広島からFA宣言し、阪神入りを決断した。「自らを厳しい環境に置き、自分がどう変わっていくか挑戦する気持ちが出てきた」と心機一転。「日本一になりたい」と伝統球団での活躍を誓った。

 10年からは4番を担い、11年には打点王を獲得。在籍7年間で計499打点を挙げ、4度のリーグ2位に貢献した。今季は日本シリーズ出場を果たしたが、直前に腰痛を発症。第3戦までベンチ入りできず悲願をかなえることはできなかった。

 37歳の挑戦は生やさしいものではない。移籍先が見つかったとしても、阪神の提示額を大幅に下回る契約になることは確実だ。野球人として、もう一花咲かせたい-その一心で新井は決意を固めた。

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