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榎田、先発ローテ復活へ「大野塾」入門

 「阪神秋季キャンプ」(1日、安芸)

 阪神の秋季キャンプが1日、高知県安芸市でスタートした。雨で室内での練習だったが、古屋英夫2軍チーフ兼打撃コーチ(59)が代行監督を務め、2軍選手中心に始動した。球団が大野豊氏(59)の秋季キャンプ臨時コーチ就任を発表。榎田大樹投手(28)は、4日から指導に当たる同氏への“弟子入り”を熱望した。

 復活する。榎田の視線は一点だけを捉えていた。不本意だった4年目シーズン。悔しさをにじませながら迎えたキャンプイン。来季こそ先発ローテ定着を誓った。

 今季は24試合に登板して、わずか2勝止まり。期待された先発では、勝ち星を挙げることができなかった。中継ぎに回ったものの1、2軍を行ったり来たり。「打撃投手のようになっていた」と打者との間が十分ではなかったことを、不振の一因とした。

 それでも来季も「先発を目指したい」と迷いはない。再生のヒントは伝説の左腕、大野豊臨時コーチから得るつもりだ。

 「今の自分の現状を見ていただいて、どう言ってもらえるかが気になる」

 大野臨時コーチといえば力のある直球と多彩な変化球を操り、先発、抑えを経験。通算148勝、138セーブを記録した。榎田にとっては同じ左腕の大先輩。現時点での直球を見定めてもらい、打者との間合いの詰め方などを聞きたいという。

 山口投手コーチは今後について「1軍でやれる力はある。先発か中継ぎか、これから方向性を決めたい」と話す。この日、ブルペンには入らなかった榎田。復活へは「やるだけです」と力強く話した。勝負の5年目は“大野塾”から始まる。

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