鳥谷1軍に再合流「問題ないです」

 阪神の鳥谷敬内野手(33)が9日、1軍に再合流し、甲子園の全体練習に参加した。右足の不安や疲労を回復させるため、主力野手で唯一、みやざきフェニックス・リーグには参加していなかった。この日の練習では攻守で軽快な動きを披露。11日に開幕するCSに向けて態勢を整えた。

 周囲の不安を一掃した。軽快な足さばきで打球を処理し、鋭いスイングで快音を奏でる。ベースランニングの足取りも軽い。「(状態は)問題ないです」。鳥谷はCSに合わせてきっちりと仕上げていた。

 今季は自身の持つプロ野球記録、遊撃手としての連続フルイニング出場を432試合まで伸ばした。当然、不安を抱える右足だけではなく、体には疲労が蓄積。みやざきフェニックス・リーグに参加せず、CSまで甲子園での残留調整を選択した。

 その間は室内練習場で打撃投手を相手にフリー打撃やランニングメニューなどをこなしてこの日、1軍に再合流した。

 甲子園練習ではケースノックで連係を確認し、シート打撃にも参加。今季最終戦となった1日の広島戦以来、8日ぶりに投手が投げる球を打ち返した。

 白仁田、金田、岩本と対戦。全て初球をたたいて中飛2本と左飛に終わったが、詰まった打球はなく、しっかりとボールを捉えていた。

 9日ぶりの実戦となる11日のCSファーストS・広島戦に向けて「1年間、やってきているので。今さらどうこうはない」。心配する様子もなかった。

 和田監督も状態に納得していた。「逆に疲れが取れたような感じだな。スイングも悪くなかった」。グラウンドでは、視線の先で躍動する主将の姿に何度もうなずいた。

 今季はプロ11年目で、自己最高の打率・313を記録した不動の3番。「(残留調整は)ベストな調整かどうかは分からないけど、試合で結果が出ればベストになる。出なければベストではなかったということになる」。調整を任せてくれた首脳陣の信頼に応えるためにもCSで結果を残す。

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