能見“エースの覚悟”順調41球締め

 阪神の沖縄合同自主トレが30日、打ち上げられた。能見篤史投手(34)はブルペン入りして、41球投げ込んだ。2月1日から始まるキャンプインを前に「順調やね」と万全の調整を強調した。

 虎のエースが、万全の状態でキャンプを迎える。沖縄合同自主トレ2度目となるブルペンで41球。捕手を座らせて投じた力強い直球は、能見の仕上がりの良さをうかがわせた。

 「順調やね。キャンプでやることは毎年変わらないから」と淡々。変化球はまだ投げないというが、冷静な口調は、順調な調整ができている証拠だ。

 エースとして自身の調子が、和田虎の命運を左右する。だが、それ以上に今季は、チーム一丸となることに重きを置くつもりだ。

 契約交渉の席では、対話の重要性を説いた。「投手と野手の考え方も違う。首脳陣や球団とも、もっとコミュニケーションを取りたい」と力説した。意思疎通が足りないと痛感した昨季と、同じ過ちは繰り返さない。キャンプから、チームでの接し方を変えていく。

 合同自主トレでは、新加入した呉昇桓と積極的にコミュニケーションを図っている。「能見とはよく話しているよ」と山本スカウトが話すように、投手陣の“アニキ”として新守護神を温かく迎え入れている。

 1日の休養を挟み、春季キャンプが始まる。ブルペン以上に、グラウンドでの能見に注目だ。野手と、監督と、コーチと、エースが一丸へフル回転する。

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