“守護神候補”呉昇桓の獲得再考も…

 阪神は12日、西宮市内の球団事務所で外国人補強などに関する編成会議を行った。南球団社長や中村GMらが調査の進捗(しんちょく)状況などを話し合った中、守護神候補として獲得を目指す韓国・サムスンの呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)以外に新たに調査を進める可能性が出てきた。

 球団幹部は「いろいろなケースがありますから。対応策を考えないといけない。特に抑え。次の手も考えないと。そんなに時間はない。今日か明日ぐらいには(方向性の)結論を出さないと」と明らかにした。

 早くから呉昇桓を守護神候補として一本化していることに変わりはない。ただ、他の外国人選手の動向を踏まえた上で、あらゆる準備が必要となる。

 球団側は、今季で契約満了となるメッセンジャーとマートンに対して早くから慰留に努めた。今週中にも合意する見通しで条件面で大型契約を準備。相応の資金を投入した。

 そこで、次に呉昇桓の獲得にどれだけ資金が必要なのか。調査段階だが、もし折り合えなければ…ということも想定した対応策となる。

 南社長は「既存の戦力にも影響しますから」と早い段階で方向性が明確になることを望むが、あらゆる状況に柔軟に対応していく。

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