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藤浪で自力V消滅阻止 初G戦で勝て!

  「巨人4‐3阪神」(3日、東京ド)

 再三、得点圏に走者を進めたが、あと1点が遠かった。エース・能見も踏ん張りきれず、和田阪神が接戦を落とした。4日も敗れれば、首位・巨人に優勝へのマジックナンバー「43」が点灯する。負けられない一戦。先発は、自身初の巨人戦登板となるルーキー・藤浪晋太郎投手(19)だ。2軍調整中だった久保康友投手(32)も1軍復帰する。虎よ、今こそ底力をみせてくれ。

 粘り、そして食らいつく‐。1点を追う九回2死満塁。打席に代打・桧山。祈りにも似た虎党の声援を背に受け、見せた猛虎の反撃だったが、遊ゴロに倒れ万事休す。最後まで宿敵の背中に追いすがるも、あと一歩、勝利を得ることはできなかった。

 初戦快勝の余韻から、2戦目をエース・能見に託した一戦。だが、左腕が自己ワーストの3被弾を許す結果となった。巨人との差は再び7・5ゲーム。4日も敗れれば、巨人に優勝マジック「43」が点灯する。猛虎を窮地から救う‐。その大役は藤浪に託された。

 新人といえどもマジック点灯が意味するものは理解している。勝利にこだわる男が、眼前での屈辱を許すわけもない。マジック点灯阻止について聞かれた右腕は「それは当然ですね」と、短い言葉に決意を込めた。

 プロ入り後初となる「伝統の一戦」でのマウンド。当初は1日の中日戦(甲子園)に登板予定だったが、榎田の離脱によるローテ再編で巨人戦先発へ変更された。

 ただ巡ってきた大一番にも、普段通りの落ち着きぶりは変わらない。「首位にいるという意味では特別なチームですが、自分の力を出すだけ。相手どうこうではない」と藤浪。その上で、強力打線への警戒は忘れない。

 「東京ドームは本塁打が出やすい。ソロ本塁打はいいかなというぐらいの気持ちで、開き直って投げたい」。抑えるべきは4番・阿部だ。

 侍ジャパンの主将を務めた強打者との対峙(たいじ)。だが、藤浪は一歩も引くつもりはない。「4番を抑えないと話にならない。思い切って勝負したいです」と、“阿部封じ”を勝負のキーポイントとして挙げた。

 この日は、ブルペン投球などで最終調整を終えた。東京ドームのマウンドはチェック済み。勝負の時へ可能な限りの準備を整え、前回の木曜登板から中9日で“サンデー晋ちゃん”が復活する。

 巨人先発はチームトップの9勝を誇る新人・菅野。だが甲子園で春夏連覇を果たし、プロでも広島・前田健、DeNA・三浦らエース級に投げ勝ってきた。ここ一番で規格外の力を見せつける。それが藤浪晋太郎だ。G戦初登板で見せる真価。それは猛虎に希望を示す道となる。

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