大和、29打席ぶり安打に思わず涙…

 「交流戦、阪神2‐1日本ハム」(25日、甲子園)

 大和が泣いた。試合終了と同時に涙がこみ上げた。29打席ぶりのHランプが、阪神のサヨナラを呼ぶ貴重な安打となった。

 暴投で同点に追い付いた九回裏。1死二塁で西岡が敬遠され、打席が巡る。「ちゅうちょせずバットを振れ」。西岡の助言通り迷いなく強振し、遊撃内野安打で出塁。劇的勝利につなげた。

 「ものすごくチームに迷惑を掛けていた。いつか出るだろうと思っていたけど、出なかった。自分がもっとやっておけばという思いがあって、こみ上げた」と涙の理由を明かした大和。「つなぎ役として仕事ができていなかった。先頭でも塁に出られず、失敗が続くにつれ、自分が小さくなっていた」と長いトンネルを振り返った。

 「チームに貢献したいけどできなかった涙だと思う。色んなものを吹っ切ってやって欲しい」と和田監督。起用を続けた指揮官、そして声援を送る猛虎党に報いるために、大和が再船出する。

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