“育成の虎”へ異例のスタッフ会議実施

 阪神は10日、新人合同自主トレが行われた鳴尾浜に1、2軍首脳陣、球団フロントが集結。新人自主トレ初日というタイミングでは異例のスタッフ会議が開かれた。

 合同自主トレ開始前の9時半、和田監督をはじめ南球団社長、中村GM、1、2軍の首脳陣が虎風荘の一室に集まった。テーマは新人選手の状態把握。スカウトからはビデオを交えたアマ時代の報告があり、トレーナーサイドは個々の体調面や12月に行った体力測定の結果が説明された。例年は1月半ばのスタッフ会議前後に行われていたが、今回は和田監督の発案で前倒しとなった形だ。

 「これまでは選手を見てから報告を受けていたが、その特徴とか色んな部分を把握して選手を見た方がいい場合もある。初日は多くのコーチも集まるし、やって良かったなと思っている」と明かした指揮官。選手個々の特徴を合同自主トレ前から把握した上で、2月のキャンプでいかに指導していくか‐。ある程度の情報を頭に入れて選手の動きを見ることで、指導方針が明確になるメリットがある。

 1、2軍のメンバー振り分けや、練習メニューの内容などは今月半ばに行われる1、2軍合同スタッフ会議で話し合われる予定。新人の中から1人でも多くの主力選手を生み出すために‐。これまでの慣例を変えてこそ、“育成の阪神”への道が開けていく。

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