隼太100バントの刑…ケース打撃でミス

 「阪神秋季キャンプ」(12日、安芸)

 阪神の伊藤隼太外野手(23)が12日、100バントの刑を科された。

 コツン、コツン…。夕暮れの迫る室内練習場で、背番号51が犠打を続ける。頭に浮かぶのは、昼過ぎに行われたケース打撃でのミス。投手・清原、無死一、二塁想定の打席で、サインは送りバントだった。だが、捕手の前に緩く転がり、三塁封殺で失敗。次の機会には犠打を成功させていたが、吉竹作戦・守備走塁コーチは個別練習で犠打100本成功の“懲罰”を命じた。

 黙々と犠打を繰り返し、3桁の成功を遂げた伊藤隼は「失敗したら練習する。当たり前のことです」と表情を引き締める。1点を取り、1点を守ることを掲げる和田野球。走者を確実に進塁させる技術が求められることは言うまでもない。

 伊藤隼以外にも、ケース打撃ではミスが続出した。吉竹コーチは「こっちも(走者を)送りたくてサインを出しているわけだから。ミスもあったけど、精度を上げていくしかない」。とはいえ、失敗が許されるのもキャンプだからこそだ。

 指揮官は「ここにいる選手は、そういうこと(進塁の技術)が絶対に必要。1軍には枠があるんだから、できるほうが武器になる。失敗したら練習する。その繰り返し」とケース打撃を総括。期待が大きいからこそ、課題はその日のうちに体へと刻ませた。

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