ホーム > タイガース > タイガース最新紙面記事

低調な打線…パ6球団が見た和田阪神

 9勝12敗3分けで交流戦を終えた和田阪神
【拡大写真はコチラ】
 9勝12敗3分けで交流戦を終えた和田阪神

 パ・リーグ球団から見た、今年の阪神は?9勝12敗3分けで、2012年の交流戦を終えた和田阪神。終盤の3試合は13安打、16安打、17安打と調子を上げたが、全体的には低調な打線に悩まされた印象が強い。実際に対戦した選手やベンチは、どう見ていたのだろうか。

 17日のロッテ戦。阪神は今季最多の17安打を放ち、エースの成瀬を七回途中でマウンドから引きずり降ろした。ここまで7勝を挙げる左腕が感じたのは、打線全体のイヤらしさだ。

 「2(平野)、3(鳥谷)、4(金本)は怖かったですね。雰囲気あるし、長打力もり、技もある。打線がつながって止まらなくなる、そういうイメージでした」

 打線には好不調の波があり、17日の試合で言えば、阪神打線が上昇気流に乗りかけていた1戦。「イヤらしい打線。全体的に早打ちしてくる。ファーストストライクが甘いコースにならないように考えさせられた」と警戒すべき打線と分析するが、そんな中で、昨年との違いを両外国人の出来にあるという。

 「ブラゼルが(調子が)良くなかったのが良かった。マートンもいませんでしたし。2人には去年打たれているので、イメージが悪かったので」

 阪神打線封じのポイントに、両外国人を挙げる対戦チームは多い。

 阪神に4戦4勝した日本ハムは、4試合で6失点。あるコーチは「第一にクリーンアップを抑えられた。特にマートンに仕事をさせなかったのが大きい。つながると怖いけど、今季は打線を切ることができた」という。

 2試合に登板し、1勝0敗の楽天・美馬も「僕が投げた試合は、打線の調子があまり良くなかった。特にブラゼルの状態が悪かったのが、投手としては大きかった。一発の警戒心が下がるので」と言った。

 交流戦を通じて「打線の調子があまり良くなかった」という中で、外国人の不調に「助かった」という声が多く聞かれた。裏を返せば、リーグ戦再開後、セの投手陣に恐怖心を植え付けるには、ブラゼル、マートン両外国人の復調が不可欠と言える。

 一方で投手陣に目を向けると、レベルの高さを口にする人が多い。

 ソフトバンク・立花打撃コーチは「投手はみんなコントロールとキレが良かった。能見が出てこなかったけど、昨年よりも(先発陣は)いいんじゃないかな。コーナーにきっちり決まっていたし、それぞれ特徴ある変化球を投げていた」と話し、本多も「ピッチャーは良かった」と印象を語った。

 数字にも表れているように、対戦相手の印象も『投高打低』。野手陣の奮起が、リーグ戦再開後のポイントになりそうだが、機動力がその“スパイス”になるとの声もある。

 14日・西武戦の九回1死一、三塁で大和がエンドランを決め、決勝点を挙げた場面。実際には三塁走者・田上が早くスタートしすぎるミスがあったのだが「ああいう野球をやると相手も嫌がる。さらに金本といういい手本がいる。最年長盗塁を更新していたけど、準備、状況判断があるからこそできるもの。若い選手が見習うところは多いのでは」(オリックス・森脇野手兼内野守備走塁コーチ)。相手チームの目にはヒントも隠されている。

(2012年6月19日)

ソーシャルブックマーク・RSS・google+1・twitter・Facebook

オススメタイガース写真ニュース








Copyright(C) 2011 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp