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宇良 連勝で一番出世決めた

 「大相撲春場所4日目」(11日、ボディメーカーコロシアム)

 関学大から初めてプロ入りした宇良(22)=木瀬=が前相撲で稲垣(春日山)を押し倒して2連勝を飾り、一番出世を決めた。5日目に化粧まわしを付けて新序出世で披露される。夏場所(5月10日初日・両国国技館)の番付には初めてしこ名が載ることになる。30歳の誕生日を迎えた横綱白鵬は逸ノ城を寄り切りで破り4連勝。北の湖を抜いて単独史上3位の幕内805勝目を挙げた。横綱・大関は初めて安泰だった。

 封印中の奇手はなくとも高い技能だ。宇良は立ち合いで素早く稲垣を左右からのはず押しで挟みつけた。「横に動かれないように気を付けた」と、細身の相手を逃さず、一気に押し倒した。

 9日に続き、わずか2秒の速攻劇で2連勝。2番計4秒で堂々と一番出世を決めた。取組後の囲み取材も慣れたもの。初土俵時の30人から半減した報道陣を見渡し、「だいぶ減りましたね」と人懐っこい笑顔でおどけた。

 「勝てば一番出世という思いが強かった。気を抜かずに相撲をしただけ。これから相撲人生が始まるんだなという気持ちです」。来場所から序ノ口の番付に載る。目標とする「2年で関取」の出世階段を見据えた。

 代名詞の居反(いぞ)り、足取りで注目されるが「僕はずっと押し相撲でやってきた」と胸を張る。関学大2年時から巨漢力士を倒すため考え抜き、技を磨いたが、原点は正攻法だ。「押し相撲を貫いていく。自分が納得いくまでは出さない」と“必殺技”は、ここ一番まで封印する。

 人気も前相撲では異例だ。帰り際にはファンから次々と記念撮影攻めにされ、笑顔で応じた。母・信子さんは「あの子に人気があるんですか!?」と愛息の姿に目を白黒させた。

 18日には関学大の卒業式に参加する予定。同大から初の角界入りし、同級生らに胸を張って一番出世を報告する。

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