33歳・大雷童44場所ぶり関取復帰だ
2013年11月5日
30歳を前に「関取はもう無理だと思った。2年間ぐらい腐っていた」という。肉体の衰えを自覚してきた11年3月、転機が訪れた。八百長問題により春場所が中止。ポッカリと時間が空く中で「もう一回、やり直そう」と決意。四股やてっぽうの基本を大切にするようにし、今は「体に力が入るのが分かる」と、手応えを得た。
祖父は画家の福富雷童。千葉県旭市に記念館がある。「幼稚園の時に亡くなったんですけど、アトリエの臭いは覚えています。もう一度、十両になれたら、祖父の絵を化粧まわしに使いたいんです」と夢を描いている。(山本鋼平)