甲子園準Vの亜大・森宗、角界入りへ
史上初の甲子園投手の角界入りだ‐。大相撲初場所の新弟子検査(26日)を、亜大野球部4年の森宗順平投手(22)が受検することが24日、明らかになった。来年春場所にも独立する大島親方(元横綱武蔵丸)の内弟子として藤島部屋から受ける。左腕として広島・広陵高の07年夏の甲子園で準優勝し、亜大では今秋のドラフトでソフトバンクに1位指名された東浜巨投手の同級生。野球エリートが角界のエースを狙う。
高校球児として甲子園で先発経験のある左腕が角界のエースを目指す。森宗は広陵高3年だった08年夏の甲子園で、2回戦の横浜戦に先発。2年の夏も甲子園のマウンドに立ち、当時3年で現広島の野村祐輔らと準優勝メンバーとして活躍している。
卒業後はスポーツ推薦で亜大に進学。東浜とは同級生。1年、2年とキャンプに帯同したが、左ひじと左肩を負傷。チームは12年秋まで3季連続で東都大学リーグを制してきたが、森宗は「けがが続いて3年から裏方に回ってサポートしていました」と、不完全燃焼に終わっている。
4年になって就職活動もしたが、格闘技が好きなことを知る亜大・生田勉監督から「相撲部屋に入って頑張ってみないか」と声をかけられた。相撲界は未知の世界だったが、生田監督の知人を通じて大島親方を紹介され、今月6日に食事をともにした。「親方についていけば間違いないと思った」と決意を固めた。
「好きな力士とか言っている場合じゃないですから。一生懸命やるだけ。野球でけがをして中途半端に終わりました。まったく違う世界で頑張りたい」。森宗は土俵に入魂する。
